オーセンティックAI社は、同社が提供する生成AIプラットフォーム「Maison AI(メゾンエーアイ)」に、新機能「RAG検索」を追加したと発表した。
「Maison AI(メゾンエーアイ)」は、ファッション、インテリア、雑貨などのクリエイティブ業界に特化した生成AIプラットフォームである。
14種類の高性能生成AIモデルを搭載し、言語理解と画像生成の両面で高いパフォーマンスを発揮する点が特徴だ。
これまでMaison AIでは、AIとの対話の中でファイルを活用できる機能を提供してきた。
一方で、「AIが事実に基づかない回答(ハルシネーション)を出すことがあり、業務利用には信頼性が課題」といったユーザーからの声も寄せられていた。
オーセンティックAI社は、こうした課題を踏まえ、「人とAIの共創」をより高いレベルで実現するためには、AIの回答における“信頼性の確保”が不可欠だと判断。
その解決策として、OpenAI社の「File Search」を基盤にしたRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を採用し、Maison AIの特長である直感的な操作性を維持しながら、新たに実装したという。
RAG検索がもたらす“根拠ある回答生成”
RAG検索は、ユーザーがアップロードしたPDFやWordなどの専門資料をAIがリアルタイムで検索・参照し、その内容に基づいて回答を生成する技術だ。
これにより、AIは一般的な知識にとどまらず、企業の最新規定や独自データといった内部情報を踏まえた“事実ベースの正確な回答”を提供できるようになる。

高精度なAIエージェントを構築するための設定項目
Maison AIでは、RAG技術を専門知識がなくても直感的に扱えるよう設計。
AIエージェント作成画面に3つの設定項目として整理し、誰でも高精度なエージェントを簡単に構築できるようにした。

3つの設定項目を使い分けることで、「親切なヘルプデスク担当者」といった人格設定を持ち、厳格な行動ルールに基づき、最新の就業規則などの知識を活用して回答できる高度なAIエージェントを、誰でも簡単に構築できるようになった。






